8月4日、発酵の日前日に開催された麹イベントへ参加してきました。
「こうじのうた」を作った小倉ヒラクさんによる、
くすっと笑える麹作りにまつわるお話し。
アートデレクターの仕事から、発酵の魅力にはまり東京農業大の研究生にまでなったというお方。
いまでは発酵デレクターという肩書きで活躍されています。
書籍「発酵文化人類学」の著者でも有名ですね。
現在、山梨で開催している家庭で米麹を作るセミナーが大好評。
でも、もちろん数時間のセミナー内では米麹はできあがらないので、専用の容器似入れてお持ち帰りとなります。
その後2日間は温度計をみながら麹菌のお世話をしなくてはいけないので、皆様会社へまで専用容器とともに麹菌を持参されるのだとか。
なんだか楽しそうな光景が目に浮かびます。
米麹を作るときには、米は炊くのではなく「蒸す」ので、「米を蒸す」ことさえできれば米麹は作れると!
蒸し器は木製せいろがベスト。
金属のものは、端の方の熱が強くなるので、均一に蒸し上がりづらい。
なぜ米を蒸すのか。
米を炊くと、水分量が多くなって米同士がくっついてしまって、米の表面積が狭くなります。
麹菌が活躍するステージを広くとるのは、米がくっつかない「蒸す」作業が大事。
この説明を、ドラゴンボールのキャラクターで例えていらっしゃいましたが、残念ながらその部分はわすれてしまいました。。。。
そのほかにも、麹菌の熱の変化を「ロングバケーション曲線」と名付けたり(笑)
ヒラクさん、前職では司会業などもこなされていたので、とにかくお話しが面白い!
発酵への愛を感じるトーク炸裂でした。
お二人目の講演は、京都のもやし屋菱六の助野社長。
360年続く老舗もやし屋さんです。
今では、様々なタイプの麹菌が生まれているようで、タンパク質分解酵素をたくさんだす麹菌などもあるようです。
どんな目的で使うのかによって、どの麹菌がいいかなどをアドバイスされていました。
いつも思うのですが、助野社長、綾瀬はるかさんに似ているなー。
親戚じゃないかな??
懇親会では米麹を使ったお料理と、お酒をいただきました。
助野社長とは、9月の再開をお約束。
小倉ヒラクさんと、菱六さんの麹菌を販売されているかわしま屋の河島さんと。
参加者の方々とも交流できましたが、みなさんマニアック過ぎです。
発酵愛が強い!
さまざまな刺激を受けた一日でした。
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