秋は一年で最も乾燥する季節。
肌は乾燥して白く粉を吹き、
喉は乾燥して痒みから痛みに進むことも。
肌の表面にあるバリアも薄くなるので風邪やインフルエンザが流行しやすくなります。
そんな季節におすすめのフルーツがみかん。
潤いを与えてくれるだけではなく、風邪の予防にも有効。
さらに、柑橘系の香りは気を巡らせてくれるのでイライラを解消し、心を穏やかにしてくれます。
みかんの皮をむくときに白い管束が薄皮につきますが、これはぜひ果肉と一緒に食べてみてください。
むくみを改善してくれるので、上半身よりも下半身がしっかりしている方にはとくにおすすめです。
また、体内の滞りやすいエネルギーを巡らすはたらきがあるので、寒暖の激しい日が続いたり、気圧の変化で体調が乱れるときにも効果的です。
果肉が美味しいのはもちろんですが、漢方薬では皮も活用していきます。
完熟した温州みかんの皮を乾燥させてものが「陳皮」。
食べ過ぎ、胃のもたれ、食後のお腹の張りを解消してくれます。
また、利尿作用があるのでむくみにもおすすめ。
食べ終わった皮を日陰で乾燥させれば即席陳皮が作れます。
ネットに詰めて、お風呂に入れると良い香りがして一日のストレスを吹き飛ばすことができます。
中国発祥の漢方薬ですが、陳皮は日本製の方が効果が高いということで中国に輸出されていた生薬のひとつなのです。
みかんは捨てるところがありません!!
葉っぱは乳房のしこりに、
種は肩こりや背中の張りになど
すべてがすごいパワーを持っています。
旬のフルーツは、その季節ごとの気候変化に身体を合わせてくれる力を持っています。
秋を味わいながら身体を整える薬膳ライフ、ぜひおすすめいたします♪
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