ふと、自分がまだ幼かった頃のことを思い出す事があります。
両親に手をつないでもらい、夏の夕方に散歩をしている光景。
きっと夕飯を食べた後、近所まででかけたときのことだったように思います。
まだ明るくて、夏だけれども涼しくなってきた時間帯。
そんな時間に夕飯を食べ終わっているということは、
いったいこの頃は何時にご飯を食べていたのだろう?
そしてそんな時間に父はもう帰宅していたの?
なんてゆったりとした時間が流れていた時代があったのだと思います。
現代の私たちの生活は、あまりにも激変してしまいました。
夜遅くまで仕事をし、帰宅して食事をとるのは21時過ぎ。
寝る前までPCやスマホを使い、頭をフル回転させたままベッドへ。
朝ご飯を食べずに出社し、コーヒーを飲みながらメールチェック。
疲れた体へのご褒美に鍼灸やマッサージへ通い、外食でストレスを発散。
夜型で、常に精神を緊張させている生活により、私たちの体は少しずつバランスを崩してきています。
自然と共存することを忘れた生活。
便利だけれども、私たちはそこから離れては生きていけないのだということを、
このごろ感じている体の不調を通して思い知らされています。
昔の人たちは、私たちは自然に生かされているという、当たり前の事を日々の生活にいかしていました。
現代人の不調の原因は、バランスが乱れていることにつきます。
それは自然のバランスに逆らって生活をしているから。
もう一度、昔の方々が培ってきた伝統医療を思い出し、体のケアをすることに意識を向けなくてはといけないなと。
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