今朝、テレビで「コーヒーは体に悪いのか?」について報道されていました。
これはロサンゼルスの裁判所が、コーヒーを焙煎するときに発生するアクリルアミドに発がん性があるため、コーヒーを販売するときには警告表示をすべきと判決を下したからです。
さて、コーヒーは本当に体にわるいのでしょうか?
その番組では、「飲み方」次第という結論で、1回に100杯飲むのでなければ大丈夫という解説でした。
いろんな説があるなぁと思いながら、こういった話しを聞きます。
そしてこういった情報を聞く度に、薬膳知識があってよかったなぁと思います。
東洋医学の軸を使って、自分で判断することができるから。
一番大事なのは「今の自分にとってはどうなんだろう?」ということです。
薬膳では、まず「何でコーヒーが飲みたくなるのか」を考えます。
コーヒーは苦味があるので、クールダウン効果をもちます。
「良薬は口に苦し」というのは、熱を下げる薬は苦いという意味があります。
活動をして交感神経が活発になると、体には熱が生まれるのでクールダウンを求めます。
お茶類は殆ど苦味なので、昔からの10時と3時にお茶を、というのはとてもいい習慣ですね。
「私は1日に3杯はコーヒーを飲むんです。」という方も多いですが、これは依存症。
飲み過ぎる、これがないとだめという状態は、心が満足していないから起こります。
もしかしたら、飲んでいるコーヒーが本物ではないかもしれません。
自然な状態で育ち、丁寧に焙煎管理されたコーヒーは、1杯で満足を得られます。
または、なんどもクールダウンしなくてはいけないくらい、体に熱がこもりすぎているかもしれません。
がんばりすぎですね。
自分のカラダが求める理由がわかると、心を満足させるものをいただきたくなります。
良い物を必要なだけ。
薬膳とは、「なにを選んでいただけば、心が満足するのか」を自分で実践できるスキル。
こんなことをいいながら、今日はお気に入りのカフェでコーヒーをいただいております。
本物を出してくれるカフェ、うれしいことに最近たくさん増えてきましたね。
心を込めてドリップしてくれるコーヒーは、とても体に良いものだと、私はそう思います。
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